カタルです。
いやぁ~ ついにウィンブルドンも決勝を残すばかり!
特に男子は去年と同一カードの新旧対決と言う事も有って盛り上がりそうな雰囲気が醸し出されています!
なんせケガ明けの ジョコビッチ 選手はそれを思わせない強さですし、アルカラス 選手はなんか持ってると言いますか、テニスの強さだけではなく、運と最後に勝ち切る勝負強さを持ってる気がするんですよね!
果たしてどちらが勝つのか… 今から楽しみですねぇ~ ( ̄▽ ̄)♪
っとなんだか試合の感想や、結果の予想っぽく書き始めましたが、本題はちょっと違いますw
❏ ノバク・ジョコビッチ 選手からの警告!
これは7月7日に行われた N・ジョコビッチ(セルビア)vs A・ポピリン(オーストラリア)戦の後の会見で ジョコビッチ 選手がテニス界の現状と今後について熱弁していたと言う記事です。
試合後の会見でジョコビッチはテニスクラブは絶滅の危機に瀕していると明かし警鐘を鳴らした。
~中略~
「僕たちのスポーツの革新という点でグランドスラム以外では若い観客を引き付ける方法を考え出さなければならない。テニスは好調だが、例えばF1を見て、マーケティング、スポーツの成長、世界中のレースとその人気度に関して何をしてきたかを考えると、僕らもそれぞれのツアーでもっと頑張る必要があると思う。グランドスラムは常に好成績を収めるだろう。だが、ツアー大会はもっと頑張る必要があると思う。テニスには歴史があり、世界的なスポーツであることは幸運だ」
「PTPA(プロテニス選手協会)が3、4年前に実施した調査によるとテニスはクリケットと並んで世界で3、4番目に視聴率の高いスポーツであることが示された。1位はサッカーで2位はバスケットボール。その次がテニスとクリケットだ。しかし、テニスは人気を利用したり、商業化したり、利益を得るという点では全てのスポーツの中で9位か10位だ。成長の余地は大きいと思う」
「僕たちはスポーツとしてかなり小数派だ。共同で検討し、改善しようとすべきことはたくさんある。このスポーツで生計を立てている選手の数を増やす必要があるね。この地球上でこのスポーツで生計を立てている選手が、男女のシングルスとダブルス合わせて350人~400人しかいないという事実について、皆さんがメディアで書いているのをめったに見ない。それは僕にとってとても気になることだ」
「確かに、グランドスラム優勝者についてはあれこれ話はする。それには常に焦点が当てられているが、ベースレベルはどうだろうか。僕たちはまだその点で非常にお粗末な仕事をしている。テニスは非常にグローバルなスポーツで、ラケットを手に取りプレーしたい何百万人もの子供たちに愛されているが、身近なものではない。それほど低価格でできるものではない」
「特に僕の国のように強力な連盟がなく、グランドスラムや歴史、大きな予算がない国ではそうだ。だから、僕たちは全員が協力し、テニスとは何なのか...その基礎となるような、新しい土台を作らなければならないと思う。クラブレベルでね。今、パデルが成長し、台頭している。人々はそれを楽しんでいる一方で“テニスはテニスだ。テニスはすべてのラケットスポーツの王だ”と言う。それは本当だと思う。でも、クラブレベルで、テニスは絶滅の危機に瀕している」
「もし、僕たちが何かをしなければ、テニスクラブが全てパデルやピックルボールに変わってしまうだろう。なぜなら、その方が経済的だからね。テニスコートが1つあれば、その場所にパデルコートを3つ作ることができる。テニスクラブのオーナーにとっては、そちらの方が経済的にずっと良い。これらは僕が共有したいと思っていたことの一部。僕たちはこれらすべての課題と問題に取り組む必要がある。それらはしばらく前から存在しているからね。僕たちは適切な方法で対処してこなかったと思う」
引用元:
ジョコビッチ「テニスは絶滅の危機」と警鐘鳴らす「取り組む必要がある」<男子テニス>(tennis365.net) - Yahoo!ニュース
これ…
皆さんはどう思いましたか?
これを見た僕の率直な印象は、世界でもそんなことになってるんだ! と言うものでした!
正直、テニス人気の高いのヨーロッパなんかでは、テニスはもっと盤石なものなのかと思っていましたが、クラブ単位でパデルやピックルボールに負けそうになっているとは…
日本ではそこまでの流れが無い分クラブとしてはまだましなのかもしれません…
しかし、世界的にそうなって行った場合、日本にもその波が来る可能性は十分ありますよね…
僕の友達も、ビーチテニスに転向してたことが有ったりしましたし、パデルを始めたって話を聞くこともあります…
正直、僕はテニスが見るのもやるのも大好きなので、そこで負けちゃうのはヤだなと感じます!
しかし…
ジョコビッチ選手が言うように、これまで適切な対処をしてこなかったと言うのは…
なんだか…
世界中のテニス協会が、古くからの人気競技としての地位に、胡坐をかいているんじゃないかと感じるのは僕だけでしょうか?
❏ テニス界を本気で考えている ジョコビッチ 選手の人間性!…それに対するアンチの悲しいコメント欄…
今まで、世界トップクラスの選手がこういった発言をしたことってあったのでしょうか?
(僕の知る限りいませんが、もしいたら教えて下さい。)
そんな中、ジョコビッチ選手が、試合後の会見と言う注目される場面でこれを語ったのは、本気でテニス界の将来に対して心配し、考えているからこそだと思うのです!
僕自身もこの記事を見て、ジョコビッチ選手はしっかりした考えを持った素晴らしい人間性を持った選手だなと感心しました。
…しかし…
僕が最初に観たこの記事の※コメント欄がひどすぎて…( ※この引用した” Yahoo!ニュース ”のコメント欄ではありません… )
アンチジョコビッチと言うやつなんでしょうが…
ジョコビッチ選手が言ってる内容と言うよりは、ジョコビッチ選手の存在否定のようなコメントばかりで、なんだか見ててイヤな気分になりました…
ああいうコメントは見たくないものです…
❏ まとめ
元ランクNO.1のジョコビッチ選手が、訴えるテニス界の危機…
コレを機に全世界のテニス協会が動き出せば良いのに…
なんて思ったりします!
実際国外のチャレンジャーなども観客を入れずに行ってることが多いですし、国内でもほとんどがビジネスとしては成り立っていません…
本当に、世界的にも下部で戦う選手達が食べて行けるようなシステムが構築されると良いなと思うカタルでした。
~おしまい~