テニスコーチ カタルが語るブログ

テニスコーチが日々の出来事から思ったことを色々語るブログです

感動のオリンピックの閉幕! 競技が違えど生まれるリスペクト!

 

カタルです。

 

オリンピック終わっちゃいましたねぇ~

 

今大会は、金メダル20個、銀メダル12個、銅メダル13個と言う世界3位の成績となり、毎日のようにメダリストが誕生してるんじゃないかと思うぐらい朝のニュースをにぎわせてくれていました!

 

そんな選手達の集中した演技やプレーを観戦していると…

ゾワッとした感覚と共に… ウルウルっと涙がにじみ出る瞬間が…

なんだか… 昔より涙もろくなったような気が…

やっぱり年を取ったって言う事なんでしょうか…w

 

まぁそんなこんなで、今回も観戦楽しませてもらいました!

 

 

 

 

❏ 結果には、数々の苦悩と努力が伴っている言う話し…

先日、たまたま見ていた『 ジャンクSPORTS 』( フジテレビ )で、オリンピックメダリスト特番をやっていたのですが、どのスポーツも苦悩や努力の上でのメダル獲得と言う一つ一つのエピソードがより僕の涙腺を緩ませました… 

 

その中でも特に感動したのが、《 男子 スケートボード ストリート 》で2大会連続の金メダリストとなった 堀米 雄斗( ほりごめ ゆうと )選手のエピソードでした!

 

2021年に開催された東京オリンピックで、新競技であるスケートボード ストリートの初代チャンピオンとして金メダルを手にした 堀米 選手でしたが、その後に※1ルールが変更されたり、周りの選手のレベルアップによって、中々勝てない※2時期が続いたのだと言います…

※1 スケートボード ストリートのルール変更

東京では、共に採点が10点満点で『 ラン 』2本『 ベストトリック 』5本を滑り、両方合わせた7本からベストスコア4つを合計した点数が総合得点だったのに対し、パリでは、共に採点が100点満点と変わり、『 ラン 』2本の中のベスト1本と、『 ベストトリック 』5本の中のベスト2本との合計が最終得点になる形式に変更されました。

※2 堀米 選手が勝てなくなった主な理由

ルール変更により『 ラン 』と『 ベストトリック 』両方の得点が反映されるようになり、『 ベストトリック 』が得意で『 ラン 』が苦手な 堀米 選手にとって、必ず『 ラン 』の採点が反映されることが苦戦の原因になりました。

ちなみに東京での得点は、4つ全て『 ベストトリック 』の得点でした…

 

「 地獄だった 」と語る日々の中…

「 このままじゃだめだ… 」と感じた 堀米 選手が選択したのは…

得意の『 ベストトリック 』で高難易度の新技を編み出し身に着ける!

と言うものでした!

…そんな新技の練習を積み重ねた上でのメイク率( 成功確率 )は3割以下…

 

こんな裏話しを聞いた上で…

 

再度、逆転優勝した新技成功の瞬間を目にしてみて下さい…

ゾワッとしてウルウルっとしちゃいましたよねこれは…( ;∀;)

 

この…

一流選手がゾーンに入っていると思われる極限状態でのスーパープレーを目にするこの瞬間が僕はホントに好きなんです!

 

 

❏ なんか少し嬉しかったって話し…

今回『 ジャンクSPORTS 』に出演した各選手が色々なエピソードを話してくれてる中で、ちょっと嬉しく感じたエピソードが有りました!

 

それは《 女子 バトミントンダブルス 》銅メダリストの 志田 千陽( しだ ちはる )選手が、今大会で金メダルを取った《 男子 テニス 》の ノバク・ジョコビッチ 選手と記念撮影をしたと言うエピソードです。

 

内容は 志田 選手が ジョコビッチ 選手にお願いして一緒に撮影してもらった時、自分のTシャツだけが乱れていたことに気が付きそれが嫌だった!と言うものでしたが…

僕としては、バトミントンと言う違う競技の選手が、テニスのチャンピオンである ジョコビッチ 選手に出会えたことに興奮し、舞い上がった感じが伝わってきたのがなんだか少し嬉しく感じたのです!

 

競技は違えど、優秀な選手に注目したりリスペクトを感じると言うのは大切な事だと僕は思います!

 

時に他の競技からヒントを得たり、可能性を感じたりすることが多くあるのですから!

 

 

❏ 色々な競技から学ぶ日本人の可能性!

今回、今後の日本人選手に新たな可能性を見せてくれたのが、陸上の投てき競技である《 女子 やり投げ 》で金メダリストとなった、北口 榛花( きたぐち はるか )選手です!

昔は、パワーでは日本人が海外選手に勝つことは出来ないと言われていましたが、もうそうとは言えない結果が出てきているのではないか?と思わせてくれました!

ただこの結果は単なるパワーと言うものだけではなく、2004年に同じく投てき競技の《 男子 ハンマー投げ 》で金メダルを取った 室伏 広治( むろふし こうじ )選手もそうだったように、その分野に対しての努力と研究心からくる身体の使い方や技術力の賜物とも言えそうです!

 

そしてもう一つ注目したいのが、新競技の《 女子 ブレイキン 》で金メダリストとなった、湯浅 亜実( ゆあさ あみ )選手【 ダンサーネーム「 B-Girl Ami 」】や、惜しくもメダルには届かず4位となった《 男子 ブレイキン 》の 半井 重幸( なからい しげゆき )選手【 ダンサーネーム「 Shigekix 」】の動きです!

恐らくですが…

日本人にとってダンスやステップと言う動きは、元々決して得意な分野では無いと思うのです!

しかし、この2人の海外の選手達に引けを取らない素晴らしいパフォーマンスは、努力と研究心でどんなものでも習得できるんだ! と言う可能性が詰まったものだと思うのです!

 

この勤勉さと努力できるところこそが、日本人の強みだと僕は思っています!

 

 

❏ やっぱりテニスに置き換えちゃいますw

この2つの競技の偉業を、テニスに置き換えて考えて行くと…

 

昔から日本人にはパワーが無いから無理だと言われ続けて来た200㎞を超えるサーブや、威力のあるショットでも…

身体の使い方や技術力として研究して行く事ができれば…

いつの日か、世界トップクラスと言われるような選手だって生まれる可能性が有ると思います!

 

そして…

どうしても海外選手に劣ると感じてしまうフットワークも…

コツを身に着ける努力を惜しまず取り組んで行けば…

海外選手達に引けを取らない華麗なステップワークを当たり前のように行える選手が現れてもおかしく無いと思うのです!

 

 

例え他競技だとしても…

世界で活躍する日本人選手が増えて行くと言う事が…

テニスだって行ける!と言う可能性を示してくれていると考えるカタルでした。

 

 

~おしまい~