テニスコーチ カタルが語るブログ

テニスコーチが日々の出来事から思ったことを色々語るブログです

全米ジュニアでも日本人選手が大活躍! 16歳の 園部 八奏( そのべ わかな )選手がシングルスで準優勝!! 坂本 怜( さかもと れい )選手はダブルスで初優勝!!!

 

カタルです。

 

ついに全米オープンも決勝が終わりましたね!

 

男子は ヤニック・シナ― 選手( イタリア )vs テイラー・フリッツ 選手( アメリカ )の決勝でしたが、 シナ― 選手のストレート勝ちと言う結果となりました!

やはり シナ― 選手の終始ペースを上げながら行う超高速ラリーと、その中でも動き回れるフットワークは凄かった!

フリッツ 選手も強気なプレーでのサービスキープで最後までくらいついていましたが、パフォーマンスが落ちた瞬間にブレイクされると言う展開となりました…

相手にプレッシャーを掛け続け、そのプレーを最後まで落とす事無く行った シナ― 選手の異質な強さが光る試合となりました!

 

女子の決勝は アリナ・サバレンカ 選手( ベラルーシ )vs  ジェシカ・ペグラ 選手( アメリカ )の対戦でした!

お互い強力なショットを打つ2人の対決は、激しい打ち合いになるのかと思っていましたが、意外と ペグラ 選手が自分から仕掛けることが少なく、終始強気に打ち続けるサバレンカ 選手と冷静にカウンターを狙う ペグラ 選手と言った構図になりました!

流れがお互いに行き来するほぼ互角と言える闘いを制したのは サバレンカ 選手!

どんな状況下でも一貫して強打し続けた サバレンカ 選手の強気な姿勢と集中力が最後に勝敗を分けたと感じる試合でした!

 

今回の決勝は、男女ともストレートでの決着でしたが、内容は実に見ごたえのある物だったと思います!

そして負けはしたものの、決勝に男女共にアメリカ選手が勝ち上がったと言う結果が、アメリカテニス協会の何年にもわたる取り組みの成果を感じさせる大会でした!

 

 

 

 

❏ 日本人ジュニア、男女共に大活躍!

そんな盛り上がりを見せた全米オープンで、今回も大活躍してくれたのが日本人ジュニア選手達です!

 

男子では、今年の全豪オープンジュニアで優勝した 坂本 怜( さかもと れい )選手が、シングルスでベスト4!

そしてダブルスでは、チェコの マキシム・ムルバ 選手と組んで、初優勝を飾りました!

 

 坂本 怜( さかもと れい )選手のデータ(2024/9/6)

 

・現ジュニア世界ランク 3位(2024/9/6)

・最高ジュニア世界ランク 1位

 

・2024年 全豪オープンジュニア シングルス 優勝

2024年 全米オープンジュニア ダブルス 優勝

 

・現世界ランク 817位(2024/9/6)

 

・出身 愛知県名古屋市北区

・生年月日 2006年6月24日 18歳

・身長 193㎝

・80㎏

・右利き

・誉高校

・所属スクール チェリーテニスクラブ

・現在の拠点 アメリカ IMGアカデミー

 

しかし、優勝を決めた後にペアと一緒に行った『 侍ポーズ 』の息の有った感じは、事前の練習量を感じさせましたね( 笑 )

 

この優勝で、日本人では初となるグランドスラムジュニア2つ目のタイトルを手にした 坂本 選手!

今後の日本テニス界をしょって立つ存在に成長してくれることを期待したいですね!

 

 

❏ 16歳の園部 選手が準優勝!!

そして女子では、16歳の 園部 八奏( そのべ わかな )選手が決勝へと勝ち上がり、4-6 4-6 と惜しくもイギリスの ミカ・ストイサレビッチ 選手に敗れてしまいましたが、自身初の準優勝を飾りました!

 

 園部 八奏( そのべ わかな )選手のデータ(2024/9/6)

 

・現ジュニア世界ランク 10位(2024/9/6)

 

2024年 全米オープンジュニア シングルス 準優勝

 

・現世界ランク 792位(2024/9/6)

 

・出身 埼玉県

・生年月日 2008年1月17日 16歳

・身長 174㎝

・左利き

・所属スクール 与野テニスクラブ

・現在の拠点 アメリカ IMGアカデミー

 

 園部 選手は2021年の U14全国選抜ジュニアで優勝した選手です!

しかもその時点ですでに身長が170㎝あり、プレーの方も強力なストロークを武器にした攻撃的なテニスをしていました!

 

園部 選手の直近のプレーは、今年のウィンブルドンジュニアでベスト16に入った試合をWOWOWで観戦していて、内容にスケールのでかさを感じていたので強く印象に残っていました!

 

それが今大会では見事に勝ち上がり準優勝!!

「 素晴らしい 」の一言です!

 

決勝のプレーを見る限り、追い込まれた時にまだまだ未熟さを感じる部分も有りましたが、なんせまだ16歳です!

今後どのような成長を見せてくれるのかが本当に楽しみです!

 

 

❏ まとめ

近年、国内育ちのジュニア達がグランドスラムジュニアで上位に勝ち上がることが多くなっていると感じます!

そして今年は、優勝、準優勝と言う結果を出した選手も現れました!

 

この活躍がジュニアで終わらず、そのまま世界トップクラスの選手へと育っていって欲しい!

その中に、自分の教え子もいたりしたら最高じゃないか!

そんな可能性に、思いを膨らませるカタルでした。

 

 

~おしまい~