カタルです。
僕は常々思ってることが有ります…
それは…
もし日本テニス界を盛り上げ、世界に通用する選手を生み出せるものにしたいと思うのであれば、まず国内の※JOP大会や※日本リーグの運営の在り方を見直すべきなんじゃないのか?と言うことです!
※(J OP大会 )日本テニス協会が主催する大会、勝ち上がることで日本ランキングを上げるためのポイントをもらえます。グレードにより賞金とポイントが異なり、グレードが高いほど高賞金、高ポイントになります。
※( 日本リーグ )実業団による日本最高峰のテニス団体戦
これは何年か前に、大学4年生の選手が全日本選手権でベスト4に入った時に言っていたコメントなのですが…
「結果を出せたことは嬉しいです… ただ、このままテニスを続けていてもお金にならないので大学卒業したら就職します。」
…これ…悲しくないですか?
って言うか大問題だと思うのです!
なんせ、その年、日本で4位になった若い選手が…
「テニス選手には夢が無いから辞めます!」
と言っているのです!
この選手のことは中学時代から知っていたのですが、ジュニア時代は全国の上位選手で、一般のJOP大会にもよく出場していました。
大学ではインカレ3連覇を達成するなどかなり熱心にテニスに取り組んでいました。
そんな選手が日本国内4位になってもプロと言う道ではなく就職と言う道を選んだ…
これは、テニス協会としても良く考えるべきことだったのではないかと思うのです!
基本、プロテニス選手の収入源は、大会を勝ち上がったことによる賞金とスポンサー料、後はイベントなどの参加による給与です。
その中でもスポンサー料はかなり大きなものになるのですが、今の時点で国内で活動しているプロ選手に多額のスポンサー料を支払うメリットは企業には無いのが現状です!
ここで企業側から見たスポンサーになるメリットを考えてみましょう。
1.企業の認知度拡大やイメージ向上
2.契約選手の扱う商品やグッツの販売
3.社内でのエンゲージメント(愛着)を高め一体感を生む
4.日本リーグでの選手確保
などです!
これを踏まえて考えた時…
今現在、観客を入れることも無く、テレビ中継などもされることのないJOP大会などでは、1の企業の認知度拡大やイメージ向上は選手の間やテニス関係者には成り立ちますが、その他の一般の人には成り立ちません…
そして、その選手自体の認知度が低ければ2の契約選手の扱う商品やグッツの販売も多くは望めません…
そして何より、応援する場のほとんどない今の現状では、3の社内でのエンゲージメント(愛着)を高め一体感を生むも成り立たないのです!
この中で、唯一成り立つのが、4の日本リーグでの選手確保ですが、企業と選手との考え方の違いで、上手く行かないケースも多々あるようです。
このように、今現在国内で活動しているプロテニス選手の契約のほとんどが、4か、その選手を応援したいと思ってくれた企業や個人からの支援金で成り立っています。
つまり、今のままでは国内プロの価値が低く、プロになってもスポンサーがつかなかったり、資金的にコーチやトレーナーを雇ったりすることも出来ない状態で活動することになるため、プロ選手の伸び悩み、プロになってからの方が弱い、なんてことがよく起こるのです。
世界に挑戦するためには実力と資金が必要です。
しかし、資金援助してくれるスポンサーがつかず、上げて行きたい実力も低迷してしまう…
この状況で世界に挑戦なんて出来ませんよね…
だからこそ僕は、外ばかり見ているテニス協会に言いたいのです!
もっと国内に目を向けて欲しい!
今現在のJOPにスポンサーが目を向ける価値はありませんよ!
全日本選手権を盛り上げようとしていますが、そこだけ頑張ろうとしても、今の全日本にスポンサーや一般の人たちが関心を寄せる価値が無いのです!
だからこそ、出場する国内のプロ選手の価値を高める取り組みをしてほしい!
しいてはそれが、多くの企業がテニス界に目を向ける切っ掛けになり、より日本テニスのレベルを上げる事にもつながるはずだと言うことを!
っと、ここまで大分吐き出してきましたが…
まだ全然足りませんん!!
とわ言え長くなったので今日のところはこの辺で終わりにして、また後日(笑)
とりあえず言いたいことを言って少しスッキリしたカタルでした。
~おしまい~