カタルです。
近年、様々なスポーツで日本人選手の活躍を耳にするようになり、全体的に競技レベルがアップしてきていると感じます。
野球では大谷 翔平(おおたに しょうへい)選手を筆頭に、メジャーに挑戦した選手が即戦力ですぐに活躍することが多くなってきてますし、バレーボールは、海外リーグに挑戦する選手が増え、世界ランクも男子4位、女子6位!
昔は、世界に通用しないと言われていたバスケットボールでも、男女共に自力でオリンピックを決めるなど、確実にレベルアップしてることが分かります。
個人競技では、卓球女子が、圧倒的な強さを見せていた中国チームを苦しめる存在になり、国内でもメダリストが日本代表に入れないほどのレベルになっています!
ゴルフでは、笹生 優花(さそう ゆうか)選手が全米オープンを優勝し、2位が2019年の全英オープン優勝の渋野 日向子(しぶの ひなこ)選手と言う日本人選手の1,2フィニッシュとなる快挙!
バトミントンは、桃田 賢斗(ももた けんと)選手が世界選手権を2回とワールドツアーファイナルを優勝し、女子では、山口 茜(やまぐち あかね)選手が世界選手権で2回優勝、男女共に世界ランク1位を輩出しています。
ではテニスはどうかと言うと、錦織 圭(にしこり けい)選手が世界ランク最高4位、全米オープン準優勝、大阪 なおみ(おおさか なおみ)選手が全米オープンと全豪オープンを2回ずつ優勝と言う素晴らしい結果を出しています!
これだけを見るとテニスだって負けてないと言えるのですが…
他の競技と違うのが、この両選手共に、日本国内で育った選手ではなく、幼少期からアメリカで練習し上達した選手だと言うことです!
実際、今現役の国内育ちのプロ選手の最高世界ランクは、男子では綿貫 陽介(わたぬき ようすけ)選手の最高72位、女子では内島 萌夏(うちじま もゆか)選手の最高80位、日本人男子歴代2位である世界ランク最高24位の西岡 良仁(にしおか よしひと)選手も国内で育ちましたが、中学3年生の時にアメリカに留学し力を付けています。
なんかこれ…
コーチとして悔しいではないですか… ಠ_ಠ
こんなにテニススクールが全国に有り、テニス人口も決して少なくない日本国内のテニスが、海外に優秀な選手を託さなければ世界で活躍できる選手を育てられないなんて…
実は、日本テニスはジュニアまでは結構強いんです…
先に紹介した綿貫 陽介(わたぬき ようすけ)選手は元ジュニア世界ランク1位になってますし、今現在活躍中の坂本 玲(さかもと れい)選手も世界ジュニアランク1位で今年の全豪オープンジュニア優勝(西岡選手同様、中3からアメリカ留学中)、女子でも全豪オープンジュニアベスト4に小池 愛菜(こいけ えな)選手、ベスト8に斎藤 咲良(さいとう さら)選手が勝ち上がっています!
つまり世界との差が大きく開くのはジュニアからプロになった後とも言えます!
かく言う僕の教え子の中にも、全国上位の子がいます…
その子が今後どのような道を歩んで行くかはまだ分かりませんが、今できる限りのことを伝えながら、選手としての成長を促していきたいと思っています!
国外に行かないと強くなれない…
そんな現状を少しでも変えることが出来ないだろうか…
そんなことを日々考え研究して行きたいと思うカタルでした。
~おしまい~