カタルです。
昨日、2回戦で第3シードの カルロス・アルカラス 選手が破れると言う番狂わせに、テニス界がザワついたそんな矢先…
まさかの ノバク・ジョコビッチ 選手まで3回戦で姿を消すと言う衝撃的な結果が!!!
その対戦相手は アレクセイ・ポピリン 選手です!
ポピリン 選手のことは、去年の木下ジャパンオープンで 望月 慎太郎( もちずき しんたろう )選手と対戦した試合で観ていましたが、とにかくサーブとストロークの強打が凄い選手と言う印象で、その望月 選手との試合では、230㎞を超えるサーブを叩きこんで来る驚異のサーブ力と触るのがやっとなほどの強打を見せていましたが、ファーストの確率が落ちた時にブレイクされたり、無理やり打ち込んだショットのミスなどが大事なポイントで出たりして、最終的には 望月 選手が勝利すると言う結果となりました!
それから1年…
ジョコビッチ 選手を破った ポピリン 選手のプレーは、その時とは別の選手かと思うような丁寧なものへとモデルチェンジされていました!
サーブは230㎞を出さずに200㎞前後をコースにコントロールするものに変わり、その結果ファーストの確立が70%を越え、時にサーブ&ボレーを織り交ぜるプレシャーの掛け方で高いキープ率を維持していました。
更にストロークも無理やり強力なショットを打ちに行くのではなく、スライスなどを織り交ぜた丁寧なラリーから持ち前の強力なショットを打ちに行くなどの緩急を使った組み立てを行っていて、まるで去年観た選手とは別人のようでした!
対する ジョコビッチ 選手のプレーはと言うと、序盤はファーストサーブの確率が悪く、ラリー戦でのミスも目立ったように感じましたが、中盤以降はさすがのプレーを連発し、3st 目を怒涛の勢いで取り返したことで、このまま逆転して行く可能性を誰もが感じたんじゃないかと思います!
そんな雰囲気で始まった第4st でしたが、終始圧倒する形でプレッシャーを掛け、ブレイク出来そうな場面を何度も作るも取り切れない ジョコビッチ 選手…
先にブレイクを許したことで流れが変わり、更に2度目のブレイクを許します!
すぐさまブレイクを返しますが、そのまま最後はキープされ、ゲームセットとなりました!
アルカラス 選手に比べそこまで調子が悪いと言う感じでは無かった ジョコビッチ 選手でしたが、2st ダウンと言う状況だからこそのプレシャーと、最後は ポピリン 選手の集中力に屈しました!
しかし、 ポピリン 選手の1年での進化には驚かされました!
このプレー自体かなり参考になるものだと思います!
…
まさか、ジョコビッチ 選手まで早い段階で負ける大会になるとは…
アルカラス 選手ほどではないものの、ジョコビッチ 選手にもオリンピックでの疲労や調整が少なからず影響したのかもしれません…
ポピリン 選手の進化を目の当たりにし、教え子にももっと進化する瞬間を与えたいと気持ちが高ぶるカタルでした。
~おしまい~