テニスコーチ カタルが語るブログ

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イギリスの新星 ジャック・ドレイパー 選手が初の全米ベスト4!

 

カタルです。

 

全米オープンもベスト4が出そろいましたね!

 

勝ち上がったのは フランシス・ティアフォ 選手( アメリカ )、テイラー・フリッツ 選手( アメリカ )、ヤニック・シナ― 選手( イタリア )、ジャック・ドレイパー 選手( イギリス )です!

なんと シナ― 選手以外の上位シードが破れると言う波乱の展開となり、アメリカ勢が2人ベスト4に勝ち上がると言う快挙!

 

〈 これが日本人と言うパターンがいつの日か来たら良いなぁ~ 〉

 

なんてことを思ったり…

 

 

そんな勝ち上がってきた選手の中で今回注目したいのが、イギリスの新星 ジャック・ドレイパー 選手です!

 

 

ジャック・ドレイパー 選手のデータ(2024/9/5)

 

・元世界ジュニアランキング 7位

 

・自己最高世界ランキング 25位

・現世界ランク 25位(2024/9/5)

 

・2018年にプロ転向( 当時16歳 )

・生年月日 2001年12月22日 22歳

・身長 193cm

・体重 85kg

・左利き

・出身 イギリス サットン

 

ジャック・ドレイパー 選手と言えばパリオリンピックで 錦織 圭( にしこり けい )選手を1回戦で破ったイギリスNO.1の選手です。

 

プレーは、左利きのキレの有るスライスサーブが強力で、ワイドセンターの打ち分けが非常に上手い!

ストロークもフォアバック共に強力なショットを持っていて、どちらからでも攻め込める攻撃力を持っています!

ボレーはまだ未熟な感じはしますが、サーブ&ボレーを入れたりと積極的に取り入れようとしている姿勢が見られます!

 

そんな ドレイパー 選手の今大会での勝ち上がりは、第3シードの カルロス・アルカラス 選手が ボーティック・ファン・デ・ザンツフープ 選手に敗れ、第16シードの セバスチャン・コルダ 選手も トマーシ・マハーチ 選手に敗れたため、ここまでシード選手とは一度も戦っていないと言う少し運に恵まれた感じがするものですが、そんな中でも1stも落としていないと言うのが勢いとしっかりとした実力を感じさせます!

 

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準決勝での対戦となった第10シードの アレックス・デミノー 選手は、今年に入ってからキャリアハイを更新するなど好調を維持している選手で、約2ヶ月前のウィンブルドンでもベスト8に入っています!

 

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2人のここまでの対戦成績は デミノー 選手からの3勝0敗と言う事だったの、デミノー 選手有利かと思って観ていましたが…

試合が始まってみると、序盤から デミノー 選手のプレーが固く、らしくないミスを連発する立ち上がりに…

対する ドレイパー 選手はしっかりとサーブでのポイントを積み重ね、強力なショットで主導権を握って行きます!

1st を ドレイパー 選手が 6-3 と取り、2st も先にブレイクする形で流れは完全に ドレイパー 選手と言う状況に…

中盤 ドレイパー 選手のミスが増え積極的な攻撃が減ったことで、 逆に デミノー 選手に攻め込まれる形で ブレイクバックを許しますが、すぐさま強気なプレーを取り戻し、再度ブレイクした ドレイパー 選手が、そのまま 7-5 で2st を取り切ります!

3st はキープキープの立ち上がりとなりましたが、今回も先に ドレイパー 選手がブレイクに成功し、そのままの流れで 6-2で勝利を掴みました!

 

終始 デミノー 選手プレーが上がらない状況に見えましたが、 ドレイパー 選手が見せた強気の攻めが、最後までプレーを上げさせなかったとも言える試合だったと思います!

 

次の相手は ヤニック・シナ― 選手の同級生対決!

どんな試合になるのか楽しみです!

 

 

❏ まとめ

今まで ドレイパー 選手の試合をしっかり見たことが有りませんでしたが、実に良い選手だと感じました!

そして、試合後に調子の上がってこなかった デミノー 選手への気遣いを感じるコメントをしたりと人間性も実に高そうです!

 

シナ―  選手もそうですが、実力と人間性を兼ね備えた選手が海外ではとても増えて来ているように感じます!

 

一方国内では、テニスが強いことを鼻にかけ、調子に乗っていると感じる選手が多いと感じてしまいます…

( これは僕の主観が入っていますので、当てはまらない選手には申し訳ありません… )

 

出来る事なら…

テニスの技術や戦い方を教えるだけではなく、人間性も高めれるような携わり方をして行きたいと心から思うカタルでした。

 

 

~おしまい~