- ❏ 【 長期 ・ 中期 ・ 短期 】の目標を立てる効果!
- ❏ 良い?悪い?気を付けたい目標を立てる時の意識!
- ❏ やる気と意識を向上させるメンタルトレーニング!
- ❏ 『 自分年表 』を書いてみよう!
- ❏ 目標に対してのプロセスを書きましょう!
- ❏ 現実と理想の『 1日のスケジュール 』を書く!
- ❏ 現実の中の理想的な『 1日のスケジュール 』を書く!
- ❏ まとめ
❏ 【 長期 ・ 中期 ・ 短期 】の目標を立てる効果!
それでは、【 長期 ・ 中期 ・ 短期 】の目標とはどんなものなのかを説明して行きたいと思います。
【 長期 】の目標は、自分自身が最終的に何を目指しているのかを明確にし、それをしっかりと意識した行動が出来るようにするためのものです。
【 中期 】の目標は、【 長期 】の目標を目指す上で達成したいと考える中間的な目標で、それを達成することが当面の目的になります。
【 短期 】の目標は、【 中期 】の目標を達成するために考える目の前の目標で、毎日更新されたり、達成されたら更新されて行きます。
この3段階の目標を設定することで、自分がそれを達成するためには何が必要で、どんな行動を取るべきなのかを考える切っ掛けになり、それが、モチベーションを維持することにもつながって行きます!
❏ 良い?悪い?気を付けたい目標を立てる時の意識!
それでは、実際に目標を立てる時の注意点と、本来の役割を説明しておこうと思います。
目標は本来、書くことでワクワクしたり、やる気を向上させたりと、自分自身を奮い立たせるために使います!
しかし…
この目標の立て方を間違えると、逆の効果になってしまうことが有るので気を付けなくてはなりません!
・目標を「 ノルマ 」にしない
目標を立てる人の中には、目標は「 必ず達成するもの 」として立ててしまう人がいると思います。
これは…
本来の目標の立て方ではなく、義務に縛られた「 ノルマ 」になってしまっています。
目標が「 ノルマ 」になってしまった場合、達成すれば喜び、達成しなければ落胆する、成功するまではただただ自分を苦しませるだけの、足かせになってしまいます。
・ノルマ思考
目標を「 ノルマ 」にしてしまう『 ノルマ思考 』の人は、成功するかしないかで自分を評価してしまいます。
目標が達成できれば自分のことを褒めることが出来ますが、達成できるまでは苦しい思いをしながら「 何としても達成しなければ… 」と言う思いに支配されます…
つまり『 ノルマ思考 』の人にとっての目標は、理想には程遠い、理想と違う、成功できない自分はダメな奴だと考えてしまう自己否定の要因になってしまうのです。
・目標を上手く使う人
逆に、目標を上手く使う人の考え方は、まず目標を立てて、うまく達成できなくてもガッカリしません。
むしろどうやったらその目標に近づけるのか?を考えて次の目標を立てます。
更にその目標が達成できなかったとしても、「 大分目標に近づいて来たぞ!」という考えで更に次の目標を立てて行くのです。
・目標の本来の役割
目標は、自分がどう進んだらいいか分からないときの「 道しるべ 」として利用します。
今の自分がどこに進もうとしているのか?それをハッキリさせることで、自分が成長していることを実感し、自分が望む未来に近づいているという思いを膨らますことが出来るのです!
つまり目標とは、自分にプレッシャーを掛けたり、達成できるかできないかで一喜一憂するものではなく…
自分自身がそれを思うことで、やる気をみなぎらせ、自信を持って行動し始めるための切っ掛けとして使うものなのです。
❏ やる気と意識を向上させるメンタルトレーニング!
さて、ここまでの説明で、目標を立てる意味や生まれる効果が理解できて来たと思います!
これを踏まえて、この後紹介するメンタルトレーニング、『 自分年表 』と『 1日のスケジュール 』を実践してみてください!
これは、僕が教えているジュニア選手に行っている『 やる気を向上させる メンタルトレーニング 』の一部です。
ジュニアにやらせる場合、少し難しい内容なので結構時間が掛かる子もいると思いますが、親御さんは手伝わず、自分で考えて書くように促してください!
最初は中々書けなかった子でも、何度か行うことでスラスラと書けるようになって行くものです。
本人が考え、計画を立てることで、選手としての自覚や自信などを誘発する切っ掛けにもなって行きます。
❏ 『 自分年表 』を書いてみよう!
それでは実際に取り組んでみましょう。
まずは『 自分年表 』を書いて行きます。
記入する時は上から下に向かって記入して行ってください!(人生とテニス、両方の目標を記入してください)
上はまだまだ遠い未来なので、夢のような目標からの自分を想像しながら書いていきますが、段々下に行くにつれて、今現在に近づいて行くので、徐々に現実的な目標を立てて行く事が大切です!
( 自分の年齢によって多少項目の内容を変えても構いません。)
この『 自分年表 』は、自分が頭の中で描いてる【 夢のような目標 】と、それに向かって徐々に【 現実的な目標 】を立てて行く事で、「これを一つ一つクリアすれば、夢に近づける!達成できる!」という、やる気に満ちた状態を作り出すことが出来ます!
『 自分年表 』を書き終えたとき、少しでもやる気が上がっていれば効果ありです!
ジュニアの場合は何を目指していくかの自覚を促進する効果も有ります!
これでもやる気や自覚が出ない場合は、書いた内容を見直して(ネガティブな内容や的外れなことを書いている可能性が有ります)何度か記入する作業を繰り返してみてください。
❏ 目標に対してのプロセスを書きましょう!
『 自分年表 』を完成させたら、目標を達成するためにどのような行動をしたか?達成のためのプロセスを書いていきましょう!
しっかりプロセスを記入することで、立てた目標をより現実的な物へと変えて行きます。
目標が現実的になればなるほど、やる気と行動力へと繋がって行くのです!
❏ 現実と理想の『 1日のスケジュール 』を書く!
『 自分年表 』とプロセスが完成したら、自分の1日のスケジュールを作成してみましょう。
1枚目は、今現在の『1日のスケジュール』を書きましょう。
自分の今の生活を思い出し、正直に書き出してみましょう。(出来れば平日と休日に分けて、2枚作成しましょう)
寝る、食事、お風呂、学校、会社なども含めて書いていってください。
2枚目は、自分の理想的な『1日のスケジュール』を書きましょう。
これに関しては、学校や会社の時間が無いなどの非現実的な状態でも構いません。
自分のやりたいことを中心に書いてみましょう!
各スケジュールを完成させたら、これを書き終わった後の感想を書いてみてください。
これを書くことで、自分の目標に対しての熱意や、気付きなどを確認することが出来ます。
書き終えたときスッキリしたりやる気が向上していた場合は成功です。
もし2枚目に書いた、自分の理想的な『1日のスケジュール』が、今現在の『1日のスケジュール』とあまり変わらなかった場合(たまに、ほぼ一緒の人もいます)、今現在の考え方に支配され、物事をネガティブにとらえていることが多いので…
もう一度頭の中をリセットして、常識や世間体とかを全て取り除いた状態で、自分の理想的な『1日のスケジュール』を書き直しましょう。
❏ 現実の中の理想的な『 1日のスケジュール 』を書く!
今現在の『1日のスケジュール』と、自分の理想的な『1日のスケジュール』が完成したら…
最後に、実現可能な理想的な『1日のスケジュール』を書いてみましょう!
これは、1枚目に書いた、今現在の『1日のスケジュール』を見直し、変更できる部分や空いてる時間を、目標を達成するために行動する時間としてスケジュールを立てたものです。
自分自身で、目標を達成するための行動を真剣に考える切っ掛けにもなるので、しっかりと書いていきましょう!
スケジュールが完成したら、これを書き終わった後の感想も書いてみて下さい。
❏ まとめ
今回は、目標を立てる時の考え方と効果の説明と、それを使ったメンタルトレーニング、『 自分年表 』と『 1日のスケジュール 』を紹介しました。
このように、自分自身の目標と、そのための生活をハッキリと書き出すことで、モチベーションと行動力、更にはそれをやれば夢に近時けると言う自信を向上させることに役立ちます!
1年に1回か半年に1回、もしくは自分自身のモチベーションがどうしても上がらない時などに実践すると効果的だと思います!
実際、目標を利用したモチベーションの維持は、【 長期 ・ 中期 ・ 短期 】をシンプルに設定し、【 短期 】目標を更新して行くだけでも効果があると思います!
自分の理想を実現するために、是非実践してみてください。
そんな自分も…
改めて立てた目標に向かって、行動して行こうと心に誓うカタルでした。
~おしまい~